日本FIT会


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さる3月6日ニューヨークにて、日本FIT会NY支部のメンバーも参加して開催された東日本大震災の追悼式典「トゥギャザー・フォー・3.11」の記事が繊研新聞のサイトに掲載されました。

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さる11月24日に開催された、「第3回FIT大学院GFMコース インフォメーション・セッション」が、下記に紹介されました。

 

繊研新聞 12月18日掲載 「修士号は事業家への認定書」に進化
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Fashion HR 12月24日掲載 ファッション業界でキャリアを積み、ニューヨーク「FIT大学院」に留学する選択
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2015年11月24日(火)、第3回FIT大学院GFMコース説明会が開催されました。

さる11月24日(火)、第3回目となるFIT大学院GFM( Global Fashion Marketing )コースのインフォメーション・セッションが60名を超える参加者を迎えて開催されました。会場は、ファーストリテイリング社のご好意により、同社の大会議室をお借りしての開催となりました。

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参加者にごあいさつする日本FIT会会長 尾原蓉子

まず、FITへの留学経験を持ち、それぞれファッションの世界で活躍している布矢千春氏(杉野学園ドレスメーカー学院 院長)と馬場基臣氏(株式会社リボー 代表取締役)のお二人が、留学時代の経験や帰国後の経験などについて語り、これから留学を目指そうとしている多くの参加者に対してFITへの留学の意義について語り合いました。

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布矢千春氏
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馬場基臣氏

次に、現在実際にGFMコースを履修している3名の日本人の中から、来春卒業予定の保田優衣さんが自分の経験をもとにGFMコースをレポート。大学院での集大成となる自身の課題の取り組みについて臨場感たっぷりに語り、参加者にとって大いに役立つ情報提供となりました。なお、3名のうちの他の2名が出演するビデオ・メッセージも下記動画にてご覧いただけます。
 

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プレゼン中の保田優衣さん

最後に、毎回このセッションのために来日されているお二人のFIT教授(FIT大学院ディーン/Dr. Mary Davis氏およびFIT大学院教授/Pamela Ellsworth氏)が、学内の最新データと共に、それぞれの立場から、FITの大学院とGFMコースについてのプレゼンを行いました。

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Mary Davis教授
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Pamela Ellsworth教授

締めくくりの質疑応答では、さまざまな質問が飛び交い、特にFIT教授陣に対しての質問を堂々と英語で行う参加者の姿が印象的でした。質疑応答には十分な時間を確保したつもりだったのですが、まだまだ聴き足りないという様子の参加者もいて、何人かは翌日に教授陣が宿泊されているホテルを訪ね、個別にカウンセリングを受けました。お忙しいスケジュールにも関わらず、そのような時間をとっていただいたFIT教授陣の好意と熱意に感謝いたします。
 

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次々と質問に立つ参加者

 
なお、今回のインフォメーション・セッションの講師の方々のプロフィールは、こちらをご覧ください
 
日本FIT会では、今後もFIT留学に関するセミナーを継続して行う予定ですので、ご本人だけでなく、周囲にご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ、当ホームページを継続的にチェックしていただきますようお伝えください。
なお、GFMコースのインフォメーション・セッションは、この時期(11月下旬)に開催される予定となっています。

2015年8月3日、日本FIT会の総会および懇親会が
開催されました。

南青山の「アイビーホール」で開催された今回の会、卒業生はもちろん、現在在校生で一時帰国している留学生やこれから渡米する予定の留学生など、FITに関係するさまざまな年代の参加者が集まりました。

総会では昨年1年の会の活動報告、会計報告が行われました。その後、本年4月より杉野学園、ドレスメーキング学院の院長に就任した会員の布矢千春さんの紹介が行われ、参加者全員でお祝いをしました。

その後、現在ユニクロの奨学生としてFIT大学院のGFMコースを履修している保田優衣さんによってコースについての途中報告が行われ、これからFIT留学を目指す若い世代の参加者に大きな刺激となりました。

 

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会場を移して行われた懇親会では、飲み物を手にテーブル上の料理を囲み、世代を超えて「和気あいあい」と語らいを楽しむ姿が見られました。月曜日の開催ということもあり、参加者数が例年より少なかったのが残念でした

 

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保田優衣さんのインタビュー記事

FIT大学院GFMコースに在学中の保田優衣さん(日本FIT会会員)のインタビュー記事がNYJSA(New York Japan Student Association)のサイト及びFITのHUEマガジン(FIT卒業生とFIT関係の読者のために年3回発行されている)に掲載されました。

NYJSAのページ(日本語)はこちらへ
HUE Magazineのページ(英文)はこちらへ

2014年11月25日(火)18:30~
FIT大学院のGFM (Global Fashion Management)コース
および関連したファーストリテイリング社の
奨学金に関する2回目のインフォメーション・セッションが
開催されました。

「ファッション ビジネスで、グローバルに活躍する」をテーマに、米国FITから二人の教授を招き、「米国における大学院教育の進化」とFITのユニークな修士課程「Global Fashion Management(GFM)コース」について紹介するセッションを、昨年に続き開催しました。

参加者募集時のチラシ(講師プロフィール)はこちら

このFITの大学院コースには、ファーストリテイリング社(ユニクロ)の留学奨学金が、日米カウンシルの「TOMODACHIプロジェクト」として設置されています。

会場は東京ミッドタウンにあるファーストリテイリング本社の会議室をお借りする形で開催され、受講者は留学を希望する学生や社会人、企業の人事担当者、大学の学生キャリア指導者など約50名。

今回は前半に、「留学とキャリア」と題し、現在業界で大活躍をされているFIT卒業生の江草未由紀さん(住友商事株式会社広報部 部長代理)と都築千佳さん(WWDジャパン編集長)の2人に対し日本FIT会会長の尾原蓉子がモデレーターとして、参加者の多くが興味を持っているであろう経験談等を聞き出すというパネルディスカッションがありました。

 

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後半、FITの2人の教授が啓発的なプレゼンを行い、受講者は熱心に聞き入っていました。続いて行われた質疑応答の時間では、時間一杯多くの質問が出され(多くは英語にて)非常に熱気あふれるセミナーとなりました。

 

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また、TOMODACHI-UNIQLO奨学生の第2号でこの秋からFITで学んでいる2人の留学生(保田優衣さんとダグラス楊さん)からのビデオ・メッセージが紹介され、GFMコースの臨場感が伝わり、セミナー参加者にとって、強い動機付けとなりました。

 

ビデオメッセージはこちら

 

日本FIT会としては、今回のセミナーは大成功であったと自己評価しており、今回の受講者の中からGFMコースへの留学希望者が増えることを期待しています。

最後になりましたが、このインフォメーション・セッションの開催にあたり、ご協力いただいた皆様に心より感謝いたします。

 

 

(文責:日本FIT会事務局 / 青木)

「人と違う」は褒め言葉
高度な専門性が柔軟な働き方を開く

尾原蓉子

ohara 安部政権は成長戦略の一環として、女性の活躍を後押しする環境整備を打ち出しています。従来に比べて大きな前進と言えます。しかし、女性の活躍は誰かから「与えられる」ものではありません。どんなに環境が整備されても、本人に強い意欲と実行パワーがないと挫折してしまいます。

だから一番肝心なのは女性自身のエンパワーメントです。仕事をしていく上で多少の障害ははねのける力と自信が必要だし、それがなければ身に付けること。それがあってこそ、組織の中で自分を生かしつつ、貢献していける道が見えてくるはずです。

私が自分自身をエンパワーしていくきっかけとなったのは3度の留学でした。最初は高校2年生の時、交換留学生で米ミネソタ州に行きました。出発前に母が仕立ててくれた洋服を着て学校へ行くと、友達に「Yoko, so different!」と言われるのです。「変わってるわね」とけなされたのだと思い、次の日は違う服を着ていくとまた言われます。落ち込んでいると、ホームステイ先の妹が「何を言ってるの、それは褒め言葉なのよ」と言うのです。

そこで初めて、周囲の人たちが皆、いかに個性を大事にして他人と違う自分になろうと努力しているかに気づきました。働く人も、医師であれ清掃員であれ、自分の得意なこと、やりたいことをその時々にやれる形でやっている姿を見て、職業観が大きく変わりました。

初の大卒女子として旭化成に入社して数年後、キャリアパスの先が見えなくなりました。自分で自分を教育して専門性を身に付けるしかないと思い、米ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)に留学しました。日本の企業では素人が何でもこなしているのに、ここでは細分化された数多くの分野にすべてプロフェッショナルがいることに驚きました。

素人を採用し、その会社流の管理ができるゼネラリストに育てるのが日本の組織。でも今後は少数のゼネラリストと各分野のプロフェッショナルで事業が遂行されるようになるでしょう。高度な専門性を持てば、より柔軟な働き方への道も開けます。

旭化成の繊維関係の会社役員を経て、業界の人材育成を担うIFIビジネス・スクールの学長に1999年に就任。その直前、米ハーバード大学の経営者向けコース(AMP)を10週間受講しました。受講者のうち米国人は5割弱なのに、話題や思考は常に米国が中心。非英語圏からの受講者は違和感を覚えていました。

卒業式に生徒代表でスピーチをすることになった私は、冒頭の30秒間を日本語で話すことにしました。皆が呆気にとられて静まり返る中、非英語圏の人間には異文化を理解するための苦労があったこと、米国は異なる文化と価値観が存在することをもっと認識してほしい。そう話し終えると米国人の同級生が一斉に走り寄ってきてくれました。文化や価値観の違う人に物事を伝えるのは難しいけれど、努力と工夫で必ずできるという自信になりました。

この7月に、ファッション業界で働く女性を支援する一般社団法人WEFを立ち上げました。日本の企業社会に新しい価値観による変革をもたらすためにも、主体的に動いていく女性をリーダーに育てていきたい。これからの大きな宿題です。(談)

 

「日経ビジネス」2014年9月1日号より(掲載許可取得済み

2014年7月12日
FIT留学インフォメーション・セッション第3弾
「ファッション・ビジネスにおける留学の意義」が
開催されました。

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日本FIT会は、さる7月12日 (土)、昨年に続いて“第三弾 留学セミナー”を六本木ヒルズにあるハリウッド大学院大学の教室を会場として開催しました。当日は台風通過直後の猛暑の中にもかかわらず、留学に対して高い志を持つ大勢の参加者が集まりました。

今回のセミナー構成は、 ニューヨークと日本を拠点に活躍されるバッグデザイナーの中野和代氏 (株式会社スリーワンセブンデザインズ 代表取締役) による「私を起業させたFITでの学び」を基調講演とし、(株)ユニクロ グローバルマーケティング部在籍の北村文人さんをはじめとするFIT卒業生3名と今秋より入学予定の1名によるパネルディスカッション、そしてQ&Aと続きました。

 

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講演する中野和代氏

 

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それぞれの分野で活躍する4名のパネリスト

 

終了後もパネリストに対する個々の熱心な質問が絶えず、会場には閉会後も多くの方々が残っておられたのが印象的でした。また、来場者同士が連絡先を交換している姿も見受けられ、思わぬネットワーキングの場となったことにも収穫を得たように思います。

今回、会場をご提供いただいたハリウッド大学院大学の関係者様、並びに講師やパネリストの皆さまへ、この場を借りて御礼申し上げます。また、セミナーで紹介しました出身国別や学科別の最新留学生データ(PDF)については、ニューヨークFIT本校のご協力がありましたことを深く感謝いたします。

  • セミナーの構成、中野和代氏のプロフィールについては、参加者募集用のチラシPDFをご覧ください。
  • 2013年度の最新留学生データは、こちらのPDFをご覧ください。

ここで当日「ファッション・ビジネスにおける留学の意義」のテーマで展開された幾つかの内容を、参加者のアンケート結果と共に、手短に振り返ってみたいと思います。

“ブランド成功の要因は、日本人の物作りの技と色彩感覚や自分に内在する和の精神に、ニューヨークで学んだ実質的な販売を重視するビジネスを融合したことにある”と熱く語って下さった中野氏。ニューヨークのファッション業界でノウハウを学んだ後、ダナ・キャランに就職。そこで“テクニカルデザイナーというポジションを自ら開拓した”という。この思いもよらない発想は、参加者のみならずスタッフ一同が心を突き動かされました。中野氏はその後、デザイナーとしての仕事も得て、売上額のみが重視された経験や、他のデザイナーとの熾烈な競争に勝ち残った実績などを基に起業。やがてご自身の名前を冠したバッグがニューヨークの有名デパートに並ぶまでになった、というお話には、背中を強く押されたデザイナー志望者が大勢いました。

FIT卒業生等によるパネルディスカッションおよびQ & Aセッションでは、留学に対する不安を抱えながらも挑戦し、自らのキャリアを切り開いてきたパネリストが、参加者目線でさまざまな質問に回答しました。何故FITなのか、どのような経緯で入学できたか、といった質問から始まり、FITのホームページからは得られない学部ごとの授業風景や課題の内容、クラスメイトの雰囲気などが語られました。色々な学部卒のパネリストが揃ったお陰で、まだ志望する学部を迷っておられる留学希望者や、転部などに備えて必要な情報を提供出来たように思います。また、FITが併設している“生涯教育クラス”にも触れ、上手な利用の仕方を幾つか提案しました。インターンシップや就職に関しましては、校内にあるキャリアセンターの説明や、お配りした過去の日本人留学生のインターンシップ先のリストが好評でした。また、インターンシップでの経験の積み重ねが次へと繋がる事や、希望の会社へ何十回と応募した結果採用されたという経験談には、“今もってチャレンジ精神の大切さを思わされた”とのコメントがあり、このセミナーの趣旨が確実に伝わっている事に手応えを感じました。

内向き志向といわれる世代の中でも、今回の参加者からは「将来グローバルな視野を持って働きたい」という声が多く聞かれました。このセミナーが、参加者の皆さんの人生やキャリアの転機となる留学へ向けて少しでも役に立つ事ができたとしたら幸いです。

尾原蓉子会長が、キャロライン・ケネディ大使主催の
「TOMODACHIイニシャティブ」レセプションにお招きを受け、
出席しました。

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<ケネディ大使と米日カンウンシルのアイリーン・ヒラノ・イノウエ会長(昨年亡くなった著名な日系二世上院議員
ダニエル・井上氏夫人)と大使公邸で12月13日撮影。大使館提供。>

 

「TOMODACHI Initiative」とは、日米をつなぐ官民共同のプロジェクトで、東日本大震災後の日本の復興支援のために、米国政府と米日カウンシルの主導でスタートしたものです。その使命は、教育、文化交流、そして指導者育成などを通しての、日米の次世代のリーダーに投資する官民パートナーシップにありますが、日本FIT会が積極的に支援している米国大学院への「TOMODACHI―ユニクロ奨学金」もその一部です。今回お招きを受けたのは、日本FIT会の日米をつなぐ広報活動やセミナー開催等の活動が評価されたものと、FIT卒業生幹事一同喜んでおり、皆さんとシェアしたいと思います。

2013年11月19日(火)18:00~ FIT大学院の「Global Fashion Management」コースおよび関連したファーストリテイリング社(UNIQLO)の奨学金に関する説明会を開催

「ファッションビジネスのグローバル人材を育成するFIT」をテーマに、米国FITから二人の教授を招き、「米国における大学院教育の進化」とFITのユニークな修士課程「Global Fashion Management(GFM)コース」について紹介するセッションを、2013年11月19日(火)に開催しました。

このFITのコースには、ファーストリテイリング社(ユニクロ)の留学奨学金が、日米カウンシルの「TOMODACHIプロジェクト」として設置されています。

会場は東京ミッドタウンのユニクロ本社の会議室をお借りする形で開催され、受講者は留学を希望する学生や社会人、企業の人事担当者、大学の学生キャリア指導者など約80名、2人のFIT講師が啓発的なプレゼンを行い、受講者は熱心に聞き入っていました。質疑応答の時間では、時間一杯多くの質問が出されて非常に熱気あふれるセミナーとなりました。

また、TOMODACHI-UNIQLO奨学生の第1号でこの秋からFITで学んでいる小池夏子さんからのビデオ・メッセージが紹介され、GFMコースの臨場感が伝わり、セミナー参加者にとって、強い動機付けとなりました。(メッセージはここをクリック

日本FIT会としては、今回のセミナーは企画の狙い通りの結果を得られ、大成功であったと自己評価しており、今回の受講者からGFMコースへの留学希望者も増えそうであることを喜んでいます。

繊研新聞にその記事が掲載されていますので、ご関心のある方は、ここをクリックしてpdfをご覧ください。

このセッションの開催にご協力いただいた皆様に心より感謝いたします。

 

 

 

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セミナーの開会にあたり趣旨説明を行う日本FIT会会長の尾原蓉子

 

 

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講演するMary Davis教授

 

 

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講演するPamela Ellsworth教授

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熱心に質問するセミナー参加者